福祉タクシー開業から2か月——感謝とこれからの挑戦

令和7年2月に福祉タクシーを開業し、2か月が経とうとしています。

おかげ様で、ケアマネージャーや施設の相談員、介護タクシーの同業者などから利用の相談をいただき、約15件のお手伝いができました。

開業当初は、最初の売上(ファーストキャッシュ)を得るまでが本当に大変だろうと思っていたので、この結果はとてもありがたいです。

ですが「今週予約が多いから来週も大丈夫だろう!」という甘い世界ではないのも事実です。

個人事業主としての厳しさを実感する日も近いかもしれません。

今は、一人でも多くの人に知ってもらえるよう、営業活動を続けていきます。

ただの送迎ではなく、「付き添い」を大切に

僕が福祉タクシーを開業した一番の理由は、「付き添い」を提供したいからです。

営業活動でも常に「送り迎えだけでなく、外出先での付き添いもできます!」と伝えています。

付き添いがあることで、ご利用者にとって多くのメリットが生まれます。

例えば、

  • 病院での支払いをサポートできる
  • 医師や看護師の説明を一緒に聞くことができる
  • お墓参りに行ける
  • 市役所での手続きを手伝える
  • 諦めていたカフェやパチンコにもう一度行ける

付き添いがあることで、これまでできなかったことが叶えられます。

僕は、そのサポートを全力でしていきたいです。

イオンやアミュプラザのような大型スーパーで映画を見たり、フードコートのたこ焼きを食べたり、実際にそんな夢も見たことがあるぐらい、そんな支援をしたいと思っています。

支え合いが必要な時代に

「人は支え合いの中でしか生きられない」。

この考えが、僕の根底にあります。

これから少子高齢化が進む中で、薩摩川内市のような地方は、全国平均よりも早いスピードで高齢化と人口減少が進みます。

支え合うべき人手が足りず、

  • 子どもがいない、または県外に住んでいる
  • 配偶者に先立たれ、頼れる人がいない

こうした状況は、決して他人事ではありません。

頼れる人が近くにいないときに、付き添いのニーズが生まれると思っています。

「どこにも行けない」「何もできない」と諦めるのではなく、「やってみたい!」「行ってみたい!」を応援し続けること。

それが、僕の福祉タクシーの役割です。

付き添いをするということは、1件あたりの対応時間が長くなります。

1日5件も6件もこなすのは難しいけど、「付き添いが必要な日は半日空けて、しっかりサポートする!」

そんな余裕を持てるようにしたいです。

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