「介護は親が命懸けでしてくれる最後の子育て」について、親が伝えたい4つこと(自論)

昨日、運転中にラジオから「介護は親が命懸けでしてくれる最後の子育て」という言葉が流れてきました。

ですが、運転中だったからか、その瞬間はあまり意味が分からず、ピンときませんでした。

この言葉の出どころや発言者を調べてみましたが、特定の有名人の発言としては見つからず・・・誰の言葉なんでしょう。

この言葉の意味とは何なのか? 親は介護を通じて何を伝えようとしているのか? 私なりに考えてみました。

今日のような言葉や、知らない歌にたくさん出会えるから、ラジオっていいですね。

目次

介護を通じて親が伝えたいこと

1. 命の大切さを伝える

人はいずれ老い、最終的には死を迎えます。

普段は意識しませんが、親の介護を通じて死が身近な現実となります。

老いることで自立が失われ、弱っていく姿を見せることで、「命の儚さ」と「生きていることの尊さ」を伝えているのかもしれません。

2. 感謝の心を育む

これまで親は子を育て、世話をしてきました。

ですが、介護が必要になると立場が逆転し、今度は子が親を支える番になります。

その過程で「育ててもらったこと」への感謝が形になると思います。

「親の心、子知らず」という言葉があるように、子どももようやく親の心が分かるのかもしれません。

3. 支え合うことの大切さを学ぶ

介護は、親だけでなく周囲の支えなしには成り立ちません。

親が自力で生活できなくなる姿を目の当たりにすると、自分もまた「一人では生きられないこと」に気づきます。

これは、家族や地域社会の支え合いの大切さを学ぶことに繋がると思います。

4. 親の愛情の深さを知る

介護を受けながらも、親は子どもの将来を案じ続けます。

「親亡き後、この子は大丈夫か?」と心配する気持ちは、どんな状態であっても変わりません。

その姿に触れることで、親の愛情の深さを再認識することになり、最期まで寄り添うことに繋がると思います。

「介護は子育て」の矛盾とは?

「介護は親が命懸けでしてくれる最後の子育て」という表現には、ある種の矛盾があります。

通常、「子育て」は親が子どもを育てるものですが、ここでは「介護を通して子どもが育つ」という逆の構造になっているからです。

この矛盾について考えると、「子育て」とは単に世話をすることではなく、人としての成長を促す営みなのだと気づきました。

親が介護を通して子どもに命の尊さや感謝、支え合いの精神を教えようとしているのであれば、それはまさに「最後の子育て」と言えるのかもしれません。

また、「育てる」という行為は一方通行ではなく、循環するものです。

これまで親が子を支えてきたが、今度は子が親を支えることで「育てること」の本質が見えてきます。

つまり、介護を通じて親子の関係はまた新たな形で深まるのだと思います。

まとめ

「介護は親が命懸けでしてくれる最後の子育て」という言葉は、一見すると矛盾しているように思えます。

ですが、親は介護を通じて命の大切さや感謝の心、支え合うことの大切さを子どもに伝えています。

それはまさに「育てる」という営みそのものですね。

親が子を育て、やがて子が親を支える。

この循環こそが、家族の絆を深めるものなのかもしれません。

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